5分で分るキャリアコンサルティング by 特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会

特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会 特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会

その人が、その人らしく働く。
社会で活躍する。
それをサポートする
プロフェッショナルに
なりませんか。

その人が、その人らしく働く。
社会で活躍する。
それをサポートする
プロフェッショナルに
なりませんか。

キャリアコンサルティングに関わる資格を取得しましょう!

働き方や適性、置かれた状況など---それは人それぞれです。その人がその人らしく、いきいきと活躍できるよう、相談者と伴走しながらサポートするのがキャリアコンサルティングです。

 働く人の相談業務は資格がなくてもできますが、相談者の人生にコミットするプロフェッショナルとして、相応の能力を持っていることの証明を持つことは、相談者に対する責務の一つといえるのではないでしょうか。
 また、キャリアコンサルタントと名乗って活動をするためには、国家資格への登録が必要です。

 目に見えないその技能を証明すること、働く人々の課題解決に責任をもって貢献すること、自己研鑽の一助としてチャレンジしていくこと。相談者のために研鑽を続ける自身のキャリアのマイルストーンとして、ぜひ資格試験にチャレンジしてください。

資格のレベル感と成長過程
各資格・試験の比較表

キャリアコンサルティングに関わる国家資格と学び・成長

キャリアコンサルティングに関わる国家資格のレベル感と活動の広がり

1級キャリアコンサルティング技能士指導者としての適格性を持つこと

個別相談のスキル

第7段階
優れたキャリアコンサルティングができる

いかなるクライエントであっても
安定的に適切なキャリアコンサルティングができる
併せて「指導」が何かを理解している

合格に求められるレベル

役割や活動

実務で求められるレベル
  • 一つ以上の専門領域を持ち、それ以外の領域においても、一定程度以上の支援が可能。かつ、指導者としての基本機能及び領域間のコーディネート機能を併せ持つレベル
  • 複合的、困難な課題を抱えるクライエントに対する相談等対応と、その好事例発表
期待される役割等の例

前段階までの役割に加え、

  • 事例指導
  • 地域・職域におけるキャリアコンサルタントの活動全般にかかるリーダーシップの発揮(学習会の主宰など)
  • 研究活動、教材、ツール開発
  • 関連分野の専門職、活動領域組織の長とのネットワーキングのハブ
  • キャリアコンサルティングの普及啓発でのリーダーシップ

2級キャリアコンサルティング技能士安定的にキャリアコンサルティングができること

個別相談のスキル

第6段階
難しいケースでも担当できる

難しい事例であっても
安定的にキャリアコンサルティングができる


第5段階
安定的にキャリアコンサルティングができる

安定的にキャリアコンサルティングができる

合格に求められるレベル

役割や活動

実務で求められるレベル
  • 豊富な実践経験を有し、在職者・求職者のみならず、学生・生徒も含めた幅広いクライエントに対して「厚みと広がり」を持った支援が可能なレベル
  • 相当な課題を抱えるクライエント(例:キャリアチェンジ希望者、他の専門職へのリファーを要する者)に対する熟達度の高い相談等対応
期待される役割等の例

前段階までの役割に加え、

  • 他機関との連携
  • 組織内でのキャリアコンサルティング関連事業の提案
  • 人事部門との協働
  • グループアプローチの活用
  • 講演、事例発表、研修の企画・運営
  • 養成講習、更新講習等の講師

キャリアコンサルタントキャリアコンサルタントと名乗れること

個別相談のスキル

第4段階
キャリアコンサルティングができる

クライエントが安心感を持てる
キャリアコンサルティングができる


第3段階
クライエントに適切に対応できる

キャリアコンサルタントとして
最低限のキャリアコンサルティングができる

合格に求められるレベル

役割や活動

実務で求められるレベル
  • 職業選択・職業生活設計・職業能力開発に関する相談・助言・指導に必要な 知識・技能・倫理等の基本的な基盤をもっている
  • クライエントが安心して相談できる
期待される役割等の例
  • 職業能力開発推進者としての機能
  • 社内でのキャリアコンサルティング(セルフ・キャリアドック)
  • 現場レベルでの関連分野の専門職との連絡調整
  • 個別のキャリアコンサルティング

キャリアコンサルタント試験合格前キャリアコンサルタント養成講習の受講が必要

個別相談のスキル

第2段階

形式的、表面的な聴き方で、
自身の応答のみに気が向いている
専門的対応とは言えない


第1段階

「傾聴」がどういうことかまだ学習していない
自身の価値観や経験則に基づいた対応

養成講習の詳しい情報

役割や活動

養成講習で身につけること

働くこと、学ぶこと、生きることへの支援、あるいは組織のメンバーの成長を支援したい、などの意欲を前提とした、キャリアコンサルティングに必要な知識やスキル

キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書、
別添1 キャリアコンサルタントの能力要件の見直し概要(厚生労働省、平成30年3月)

をもとにキャリアコンサルティング協議会が作成

印刷用PDFはこちら

キャリアコンサルタントに関連する試験と資格

キャリアコンサルティングに関連する試験は2種類あります。それぞれ、受験/受検要件やレベルが異なります。

キャリアコンサルタント試験

キャリアコンサルティング技能検定

2級

1級

制度

国家資格キャリアコンサルタントの登録に必要な試験です。

働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度に基づく試験です(キャリアコンサルティング職種)。
試験に合格すると合格証書が交付され、「○級キャリアコンサルティング技能士」と名乗ることができます。
技能士の資格に有効期限はありません。

得られる資格

国家資格キャリアコンサルタントへの登録が可能な資格
※試験に合格しただけでは、キャリアコンサルタントと名乗ることはできません。

2級キャリアコンサルティング技能士の称号(国家資格)
+ 国家資格キャリアコンサルタントへの登録が可能な資格
※試験に合格しただけでは、キャリアコンサルタントと名乗ることはできません。

1級キャリアコンサルティング技能士の称号(国家資格)
+ 国家資格キャリアコンサルタントへの登録が可能な資格
※試験に合格しただけでは、キャリアコンサルタントと名乗ることはできません。

キャリアコンサルティング能力のレベル感

入口レベル
(典型的な場面で、安心してキャリアコンサルティングを実施できるレベル)

熟練レベル
(豊富な経験を有し、幅広いクライエントに対して厚みと広がりを持った支援が可能なレベル)

指導者レベル
(より高い水準で的確な支援が可能であると同時に、組織内でのコーディネートや、キャリアコンサルタントの成長を促すような事例指導・アドバイスができるレベル)

実務経験

実務経験は
必須ではありません。
(養成講習修了で受験できます)

原則5年以上
最低でも3年以上の 実務経験が必要です。

原則10年以上
最低でも6年以上の 実務経験が必要です。

国家資格キャリアコンサルタントへの登録

試験の形式

(年に3回実施)

学科試験・・・100分
論述試験・・・50分
面接試験・・・ロールプレイ15分+口頭試問5分

(年に2回実施)

学科試験・・・100分
論述試験・・・60分
面接試験・・・ロールプレイ20分+口頭試問10分

(年に1回実施)

学科試験・・・100分
論述試験・・・80分
面接試験・・・ロールプレイ30分+口頭試問10分

受験/受検

手数料

学科試験 ¥8,900
実技試験 ¥29,900

こんな方にお勧め

働くひとが安心して職業に関する相談を行うことのできる、基本的な能力を測る試験です。
まずは、スタートラインに立ちたい方、養成講習で学んだことを確認したい方に最適です。

実務経験を3年以上積み重ね、日々の相談業務の中で得た実力を証明したい方にお勧めです。
国家資格キャリアコンサルタントが2級技能士に合格すると、合格日から5年以内の更新の際の更新講習がすべて免除されます。

実務経験を6年以上積み重ね、確実に実力をつけてこられた方、指導者としてキャリアコンサルティング業界を支え、後進の指導に当たりたい方にお勧めです。
国家資格キャリアコンサルタントが1級技能士に合格すると、合格日から5年以内の更新の際の更新講習がすべて免除されるほか、以降のすべての技能講習が永年免除されます。

あなたに適した
キャリアコンサルタント資格試験

キャリアコンサルタントに関わる資格は色々あって複雑…
あなたに適した試験、今後の方向性を探してみましょう!

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1

Q

キャリアコンサルタントという資格・仕事を知っていますか?

2

Q

今後、キャリアコサンルタントの資格を取りたいと思いますか?

4

A

今や人生100年時代!様々な働き方が選択可能になった昨今、 キャリアコンサルタントの支援の需要が高まるのは間違いありません。この資格だけで生計を立てていくことは難しいかもしれませんが、キャリアコンサルティングの知識を学ぶことは、あなたの人生もきっと豊かにしてくれることでしょう。まずは、キャリアコンサルタントの仕事のイメージを掴み、ぜひ資格取得を目指して頑張ってみませんか?

キャリアコンサルタントは何する人?

5

Q

あなたの実務経験年数は何年ですか?

6

A

実務経験の年数が満たない場合でも、キャリアコンサルタント養成講習を修了すれば国家資格キャリアコンサルタント試験を受験することが出来ます。
養成講習でキャリアコンサルティングスキルを体系的に学ぶことはきっとあなたの人生を豊かにもしてくれるでしょう。

キャリアコンサルタント養成講習一覧

7

A

キャリアコンサルタントを名乗るためには、キャリアコンサルタント名簿への登録が必要です。実務経験が無い場合でも、キャリアコンサルタント養成講習を修了することで、キャリアコンサルタント試験を受験することができます。

キャリアコンサルタント養成講習一覧

8

A

キャリアコンサルティングを学ぶことは、きっとあなたの人生を豊かにしてくれることでしょう。

キャリアコンサルタント養成講習で、体系的に学んでみませんか?

キャリアコンサルタント養成講習一覧

9

Q

国家資格キャリアコンサルタントの資格を持っていますか?

11

A

資格がなくても相談業務は出来ますが、相応の能力を持っていることを証明することは、相談者にとっても大きな安心となるでしょう。相談者の人生にコミットするプロフェッショナルとして、資格取得にチャレンジしてみませんか?また、キャリアコンサルタント資格を取得すれば、キャリアコンサルタントと名乗ることができます。

キャリアコンサルタント試験公式ウェブサイト

12

A

国家資格キャリアコンサルタント試験がオススメです!

キャリアコンサルタント試験公式ウェブサイト

13

Q

キャリアコンサルティング技能士2級の資格を持っていますか?

14

A

キャリアコンサルティング技能検定2級を目指しませんか?

キャリアコンサルティング技能検定公式ウェブサイト

15

A

キャリアコンサルティング技能検定2級がオススメです。

受検には原則として5年以上の実務経験が必要ですが、一定の要件(キャリアコンサルタントに登録済みである等)を満たせば3年の実務経験で受検できます。また10年以上の実務経験があれば、1級も受検可能です。

キャリアコンサルティング技能検定公式ウェブサイト

16

Q

2級で満足せず、更に上の資格を目指したい、指導者を目指したいですか?

17

A

キャリアコンサルティング技能検定1級 がオススメ!

キャリアコンサルティング技能検定公式ウェブサイト

18

A

豊富なご経験を活かし、後進の指導と働く人々のキャリア形成を支援するプロフェッショナルを目指して、ぜひ、 キャリアコンサルティング技能検定士1級の資格取得をご検討ください!

キャリアコンサルティング協議会 書籍/DVD/動画配信のご案内

19

Q

あなたは、働く人のキャリアに関する相談のご経験がありますか?

まずは国家資格キャリアコンサルタントを目指したい

キャリアコンサルタント
試験サイトはこちら

キャリアコンサルタントとしてさらに上を目指したい

キャリアコンサルティング
技能検定サイトはこちら

リーダーズメッセージ

  • 専門家を目指すには、「足るを知る」ことによって自分を支え、「知らざるを知る」ことによって自己研鑽を続けることが重要だと思います。キャリアコンサルタントにとって「知らざるを知る」ことは、いたずらに自分の至らなさを嘆くことではありません。「知らざるを知る」をしっかり受け入れることが、相談者、そして自分と相談者を含む世界の全てを知ることはできないという絶望の中で、わずかでもそこに迫ろうとする力の源になるのです。
    そういう営みには、みなさんが日々のあらゆる経験(実践)と、これまで蓄積されてきた知見(理論)の二つが、相互作用を起こす学び(実践と理論の往還)が有効です。技能士を目指すための体系的な学びは、その良い機会になるはずです。
    そしてその中で、キャリアコンサルタントとして、相談者に代わってやってあげるでもなく、任せて放っておくでもなく、その間で「寄り添う」とは何なのか考え続けていただきたいと思います。(2023年6月)

    特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会副会長
    株式会社日本マンパワー代表取締役会長
    田中 稔哉

  • あなたは「社会的に成熟した人」でしょうか?
    人の悩みに寄り添うキャリアコンサルタントであるからこそ、「社会的に成熟した人」を目指すことがとても大切だと思います。自分の中にある負の側面に目を向け、さまざまな矛盾や葛藤と向き合い、取り組んでいくことが大切だと思います。
    あなたは今も成長していますか?
    人の成長を支援するキャリアコンサルタントであるからこそ、自らも成長し続けていることがとても大切だと思います。自ら継続学習の機会を求めるだけでなく、日頃の仕事や生活のあらゆる場面の中で、全ての人から「素直」に学び、いつまでも「謙虚」に人の言葉に耳を傾け、そして「初心」に返り自分自身と向き合っていくことが大切だと思います。
    同じ志をもったみなさまと、ともに歩み切磋琢磨していきたいと思います。(2021年9月)

    特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 会長
    筑波大学 人間系 教授
    岡田昌毅

  • これからのキャリアコンサルタントは、いつでもどこでも誰でもが学ぶことができ、そしてやり直しがきく社会の実現に向けて、支援者として社会の先頭に立ち、キャリアコンサルタント自身もその人らしく生きることができる人であってほしいと思います。 また、キャリアコンサルタントには、官民を超えた公の視点を自覚し、労働の人間化と快適環境づくりに貢献するという視点も重要です。個人と組織の成長に向けた快適職場づくりのため、具体的には、労働の変化への対応、自立的協力関係の構築、キャリアコンサルティングの社会的意義の発信、といった実践が継続的な学習とともに求められます。 これにより、相談者の将来にとってプラスになり、よりよき将来につながるような支援ができることを期待しています。 (2019年11月)

    日本産業カウンセリング学会 特別顧問
    木村周 先生

    木村先生は2021年3月14日に永眠されました。ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。ご厚情に深く感謝するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。

  • キャリアコンサルタントに必要なのは、資格取得の知識だけでなく、持続的な自己啓発力です。そのために、第一には、5人~10人の対面的な学習グループを作り、新しい理論を学び、ケースステディで多様な考えを取り入れること、第二に、大学の公開講座や図書館などの学習インフラを活用し、識者の意見を吸収することが有効と考えられます。
    産業界が求めているのは、上司や社会に依存しない「従業員一人一人のキャリア自律」です。キャリアコンサルタントとして、この実現に貢献できることを期待しています。(2019年11月)

    日本産業カウンセリング学会 特別顧問
    桐村晋次 先生

  • 我が国におけるキャリアコンサルタントの使命は、「働く個人一人ひとりの生き残りと幸福」と「組織生産性の向上」の同時実現に向けて、持てる能力の向上に努め、その機能を十全に発揮し続けることです。今後、働く人と働き方の多様化、そして働く期間の長期化が進むなかで個人の新たな相談ニーズが生まれ、個人と組織両面への新たな関わりニーズが顕在化することでしょう。変化するニーズにプロとして応えるためには、「実践⇒自身の成長課題の点検⇒必要な学び⇒実践」のサイクルを回し続けることが必須です。資格試験、検定試験を、キャリアコンサルタントとしての成長過程の証を確認するという本来の目的のために、ぜひ有効に活用していただきたいと願います。(2019年11月)

    特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 会長
    特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会 理事長
    藤田真也

キャリアコンサルタントの活躍〜企業編〜

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